左太もも裏痛で離脱していた磐田DF金沢浄(33)が、28日の練習で完全合流を果たした。11日の天皇杯高知大戦で痛めて以来のプレー。11対11のミニゲームでは、いきなり主力組の左サイドバックに入った。金沢は「患部の様子を見ながら調整してきた。長く離れたわけじゃない。違和感なくプレーできたし、次は大丈夫」と、30日の同3回戦鹿屋体大戦(ヤマハ)での復帰に自信を見せた。

 3-0から3連続失点で追いつかれた25日の名古屋戦での痛恨のドロー劇を、寮のテレビで観戦した。「1点で相手は生き返ったけど、3-1でも時間を使う試合の進め方、臨機応変さが必要だった」とベテランらしく冷静に分析した。柳下監督も「浄は後ろで時間をつくれる。それは(ピッチにいれば)全然違うでしょ」。プロ11年目のベテランDFが、守備陣に落ち着きをもたらすことを期待していた。【栗田成芳】