<天皇杯:千葉1-0磐田>◇3回戦◇16日◇ヤマハ
磐田は守りを固めたJ2千葉に最後までゴールを割れず15年ぶりに3回戦で敗退。4回戦での静岡ダービーが消滅した。清水は12月17日、千葉と対戦する。
厳しい戦いは覚悟していた。序盤から選手全員が自陣に入りブロックを形成する相手の守備に攻撃の糸口を見いだせなかった。ボール保持率では圧倒。だが、効果的なパスはなく、逆にミスからカウンターを受けるシーンもあった。前半30分には、U-22日本代表のFW山崎が強引なドリブルで中央を突破したが、シュートまで持ち込めず。柳下正明監督(51)が「相手は守備の意識が高く、そんなに隙はない」と分析した通りの展開に持ち込まれた。
ハーフタイムに指揮官は「守備は慌てず、カウンターに注意すること」と指示した。だが、後半7分には、サイドからのクロスを中央で合わせられ、その1分後にも中央からピンチを招いた。この日は、日本代表としてW杯アジア3次予選に参加していた前田と駒野は不在だった。現状でベストメンバーを組みながらも、格下相手に苦しめられた。
悪い流れを断ち切れず、痛恨の先制点を許した。後半22分。簡単に左サイドを崩されると、中央から失点。直後に、今季リーグ戦で10ゴールをマークしているFW金園を投入。残り10分を切り、3バックに変更して攻撃的布陣に切り替えたが、最後までゴールをこじ開けることができなかった。くしくも、この日は93年にJリーグへの参入が決定した「ジュビロ磐田」の誕生日。クラブのメモリアル試合で絶対に負けられない戦いだったが、15年ぶりに3回戦敗退という、屈辱的な結果となった。【神谷亮磨】



