元スペイン代表MFシャビ(34=バルセロナ)の獲得を目指している東京が、近日中にも交渉に入ることが4日、分かった。複数のJリーグ関係者によると、来季獲得に向けてシャビ側の代理人など関係者と接触することになるという。来季からの獲得を狙う東京は、水面下で情報収集を行ってきたが、徐々に動きが本格化していく。

 世界最高パサーを獲得するために、少しも時間を無駄にできない。スペインリーグはシーズン中で、本人と直接交渉することは難しい。だが、東京側の大まかな条件や理由のほか、プレーする環境や日本についてなど、本人サイドに伝えるには、早いに越したことはない。プロとしてキャリアをすべて過ごしてきたバルセロナのルイスエンリケ監督が就任してからは、出場機会も減っている。今夏、移籍話も浮上しており、そのタイミングを狙っていた東京は、本気で取りに行く。

 シャビに加え東京がすでにオファーを出している川崎F・FW大久保嘉人(32)とはこの日、都内で直接交渉を行った。神戸やC大阪なども条件提示を行った模様。世界のパサーと日本の点取り屋の「ダブル獲得」は、すでに動きだしている。