陸上女子短距離の福島千里(28)が、20年東京五輪を目指して、プロに転向することが19日、分かった。

 今日20日に97年から在籍した北海道ハイテクACを退団して、新しくスポーツマネジメント会社「ファーストトラック」(本社・東京都中野区)とマネジメント契約を締結することが発表された。

 3大会連続五輪出場の日本最速女王が、母国開催の五輪で輝くために決断を下した。日本女子短距離界初のプロとして、新境地を切り開く。

 ◆福島千里(ふくしま・ちさと)1988年(昭63)6月27日、北海道・幕別町生まれ。帯広南商高卒業後に北海道ハイテクAC入り。五輪3度、世界選手権4度出場。08年北京五輪で日本女子として56年ぶりに100メートルに出場した。100メートルで11秒21、200メートルで22秒88の日本記録を保持している。166センチ、52キロ。