「アスリートでも女子力は保っていたい」と話す斉藤愛璃(25=程ケ谷CC)がこだわるのは化粧水だ。コーセーの「雪肌精」を2年ほど前から愛用している。「サッパリしていて、においも好きで、リラックス効果もあるんです」。10代の頃に悩まされたニキビなどの肌荒れも最近は無縁。「美白効果もあるのかな。だいぶ白く保てている気がします」と日焼け対策も兼ねている。風呂上がりのケアは時間との勝負だという。「5分以内につけないと肌の水分がなくなると聞いて、急いでつけてます。『パタパタ』というより『バシャバシャ』って感じで、たくさん」と笑う。

 12年の開幕戦、ダイキンオーキッドレディースで初優勝。ただ、その後はシードを失うなど苦しんできた。今季も2度の3戦連続予選落ちなど、なかなか調子が上がらなかったが、ここ5試合連続で予選通過と安定感が出てきた。もともと「冬に試合をしたいくらい」と言うほど夏が苦手。食欲がなくなり、体重が5キロ減ったシーズンもあった。今季は7月ごろからハーフターンで必ず梅干しを食べるようにしたところ「体が潤っている気がして、いい感じです」。課題の夏場を乗り切り、巻き返しに打って出る。【亀山泰宏】

 ◆斉藤愛璃(さいとう・あいり)1989年(平元)12月6日、神奈川・厚木市生まれ。8歳でゴルフを始める。厚木北高2年時にナショナルチーム入りし、3年時に日本女子アマ16強。11年プロテスト合格。12年ダイキンオーキッドレディースで初優勝。今季はQTランク29位でツアーに参戦し、最高位はヤマハ・レディースの13位。165センチ、55キロ。