今季女子ツアーに起きた「アマチュア旋風」の主役の1人が永井花奈(17=東京・日出高2年)。手首に着けているのは手作りのブレスレットだ。米国ではレインボールームとも呼ばれるもので、カラフルな輪ゴムを編み込んで作る。ものによっては材料費は数百円で、1時間足らずでできるものもある。

 永井が着けているのも、10月の国体(長崎)時に台風で競技が中止になった際、余った時間を使って自分で作ったという。白、黄色、青の3色使いで「大好きな(ディズニーの)ドナルドダックのイメージ」と愛らしい笑みで話す。父利明さん(47)が「おしゃれはプロになってから」という教育方針で、ピアスはもちろんネックレスも禁止。アクセサリーはブレスレットだけ許可し、それも「同時に着けるのは2本まで」という原則付きという厳しさだ。

 撮影時は違ったが、母裕子さん(48)からもらったハート形の水晶が連なるブレスレットと、カラフルな輪ゴムブレスを組み合わせるのがお気に入り。女子プロとはひと味違う女子高生らしいおしゃれだ。【岡田美奈】

 ◆永井花奈(ながい・かな)1997年(平9)6月16日、東京都生まれ。6歳からゴルフを始め、12年日刊アマレディース優勝。13、14年関東女子アマ連覇。今季ツアー競技ではTポイント・レディース10位、サイバーエージェント・レディース6位、日本女子オープン3位。ドライバー飛距離は約230ヤード。生田斗真、ファンキー・モンキー・ベイビーズのファン。155センチ、55キロ。