「強くてかわいい女子プロ」の代表格イ・ボミ(26=韓国)は、今季も日本ツアーをけん引した。その「スマイル・キャンディー」と呼ばれる愛らしい笑顔に、彩りを添えているのが、自慢のリップカラー・コレクションだ。お気に入りは米国のメーカー「Benefit(ベネフィット)」、カナダ発のメーカー「M・A・C(マック)」、フランスのブランド「YSL(イブ・サンローラン)」などだ。

 意外にも本格的にリップスティック(口紅)を使い出したのは去年から。母から「ちゃんとお化粧しなさい。どうしてリップはつけないの?」と言われ、試してみたところ「顔色がよく見える」と気づき、愛用するようになった。好きなのは発色のいい、鮮やかなピンクで、輪郭は濃いめのもの、唇の膨らみはやや淡いもので塗り分け、最後にキラキラのグロスでツヤを加えて仕上げる。

 ポーチには口紅とグロスが20本ほど入っていて、ウエアとのコーディネートを考えて色を選ぶ。「そのうち赤にもトライしてみたい」。来季はかわいいだけでなく、“大人の魅力”も兼ね備えたボミちゃんに会えそうです。【岡田美奈】

 ◆イ・ボミ 1988年8月21日、韓国・水原市出身。テコンドーを習う予定が、両親に「ゴルフの方が将来性がある」と言われ、12歳からゴルフを始める。07年にプロ転向、10年に韓国の賞金女王。横峯さくらに憧れ、11年から日本ツアー参戦。12年PRGRレディースで初優勝、同年3勝で賞金ランク2位。13年日本女子プロ選手権など2勝でランク7位。今季31戦で予選落ちなし(棄権1試合)、ほけんの窓口レディースなど3勝でランク3位。マスターズGC所属。158センチ、56キロ。

(当コラムは、シーズン終了につき、しばらくお休みします)