<米男子ゴルフ:全米プロ選手権>◇初日◇11日◇米ジョージア州アトランタ・アスレチック・クラブ(7467ヤード、パー70)

 前週のブリヂストン招待で4位に入った男とは別人のようだった。プロワーストの85と大乱調。石川遼はショットが荒れ、前半だけで5度も池につかまると、後半でも1度入れた。計6度の「池ポチャ」で最悪の滑り出しとなった。

 2ホール目のパー4の11番でピンに向かった第2打が短く、池に転落したのが始まりだった。パー3の15番で第1打を右にミスしてはまり、パー3の17番は第1打がグリーン手前で水しぶき。パー4の18番はティーショットを池のある左へ曲げ、ドロップしての第3打はグリーン右手前で水に入った。後半の4番でも第1打を池に入れた。

 前週はコースでも「練習場のように」理想のスイングを求めた結果だったという。その継続を目指しながら「もちろんいいスコアが出ると、精神にいい作用はある」とも話していたが、この日はその逆。悪夢のような結果でスイングはさらに乱れ、何度も下を向いた。