【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)6日=木村有三】遼くんがイチローになる!?
米国-世界選抜対抗戦プレジデンツ杯は8日に、ハーディングパークGCで開幕する。世界選抜の石川遼(18=パナソニック)はこの日、マッチプレーのスタート順について「早い方が勢いづいていける」と“先頭打者”を希望した。グレグ・ノーマン主将(54)からも「実力は心配ない」と絶大な信頼を得て、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のイチローのように、切り込み隊長としてポイントゲッターを目指す。
大会史上最年少の18歳で出場する石川が、世界選抜の“切り込み隊長”に名乗りを上げた。「勢いに乗ってやれるし、先の方の早いスタートがいいですね」。プレジデンツ杯はシングルス、ダブルスともにマッチプレーで行う団体戦。大リーグ・マリナーズのイチローのように、石川もチームで一番初めに米国選抜と対峙(たいじ)することを望んだ。
経験はある。同じ団体戦だった1月のアジア-欧州対抗戦ザ・ロイヤル・トロフィーでは、3日間ともアジアチームの第1組を務めた。結果は2分け1敗に終わったが、最終日のシングルスでは欧州のエース格で当時世界ランク46位ソレン・ハンセンと引き分けた。
ダブルスの相棒については「僕は誰とでも大丈夫」。同じアジア勢のY・E・ヤン(韓国)、石川の次に若い27歳のビジェガスらが候補と見られる。この日、初めて会場コースをラウンドし、公式会見に出席した石川は、スタート順を含めて、ノーマン主将の最終決断を心待ちにしている。
そのノーマンからは「イシカワさん」と、さんづけで敬意を表され「彼は素晴らしい能力の持ち主。全英オープンでひそかに彼の練習を見ていたが、とてもいい集中力だった。技術的にも素晴らしい。英語も最高だ」と絶賛された。石川も「『体調は大丈夫か』『よく眠れているか』と、いろんなことを気にしてくれている。キャプテンのために頑張ろうと思う」と決意を新たにした。
「自分が生まれた国の名誉、世界選抜に選ばれた誇りをかけた戦い。その分、緊張はある」。武者震いするような胸の高まりを、米国打倒への力に変える。

