【上海(中国)2日=阿部健吾】石川遼(18=パナソニック)が、5日開幕の世界ゴルフ選手権シリーズ・HSBC選手権に向け、上海に到着した。予選落ちがなく、出場者も78人に限られた大会。羽田空港での出発会見では、自身の世界ランク(36位)を考えて「35位前後より上位」を目標にしたが、さらに上も目指せる一戦になりそうだ。
同シリーズは世界の一流選手の「最強決定戦」。8月ブリヂストン招待の資格には「世界ランク50位以内」などがあり、出場だけでも壁は高い。だが今大会は新設大会で初の中国開催でもあり、アジアンツアー優勝者の資格で9人、日本ツアー優勝者からも5人など「アジア枠」を広く採用。結果、1日付の最新世界ランク50位以内の出場予定者は26人にとどまる。
選手層の薄さは、「年末時の50位以内」の資格での来季マスターズ出場を目指す石川にとっても朗報だ。今大会で獲得できる世界ランクの換算ポイントは日本ツアーの4倍以上。上位進出が持つ意味は大きい。さらに賞金総額700万ドル(約6億3000万円)と高額で、日本ツアーの賞金にも加算されるため、同じく今大会に出場する池田との賞金王争いに向けても重要な1戦。「短い4日間の中で全力を尽くしたい」と中国での奮闘の先に、来季のメジャー出場も見えてきそうだ。

