【パームハーバー(米国)14日=塩畑大輔】男子ゴルフの石川遼(20=パナソニック)が、米国本土に戻っての米ツアー2連戦で、マスターズに向けた最終調整を行う。トランジションズ選手権は15日、米フロリダ州イニスブルックリゾートで開幕する。先週のプエルトリコオープンで、ツアー自己最高の2位に入った石川は、プロアマ戦でコースの確認を行った。

 8番パー3で第1打を左のやぶに打ち込みダブルボギーとするなど、アイアンの精度を欠く苦しい内容も、スタート前に2時間以上もの打ち込みを行った疲労が原因。「マスターズを意識して調整している。その場しのぎのためじゃなく、自分を変えていきたい」。最終チェックポイントとして(1)ティーショット精度(2)アイアンの距離感(3)ショートゲームの3つを挙げる。この日は会場でマスターズ主催者側が使用する写真撮影も済ませた。今大会と次戦アーノルドパーマー招待の2試合で、マスターズに向けた準備を完了させる。