【パームスプリングス(米国)15日=塩畑大輔】米ツアー本格参戦初戦のヒューマナチャレンジ(17日開幕)を控える石川遼(21=パナソニック)が、新打法会得へ秘密兵器を使って特訓を行った。

 前日に用具使用契約するキャロウェイに、ドライバーの半分に満たない22インチの超短尺6番アイアンの作製を依頼。「ひざ立ちで打って練習するために、昨日お願いしました。ひざから下がないというか、ひざに足の裏がついているような感じで打つ練習のためです」と意図を明かした。効率よくボールに力を伝えるため、さらには痛みを抱える腰への負担が少ないスイングをつくるため、主治医からひざ立ちスイングでの練習を勧められていた。

 世界トップのマキロイだけではなく、この日練習ラウンドをともにした■相文、ドンファンら韓国人トップ選手にも共通する、下半身の大きな動きを抑えたスイング。きちんとものにするために、今後も入念な練習を重ねる。

 ◆大会形式

 プロアマ戦形式で、第1日から3日間の予選ラウンドを行う変則開催。しかも3日間は、PGAウエスト・パーマープライベートコースだけではなく、同ニクラウスプライベートコース、ラキンタCCの計3コースを1ラウンドずつ回る。石川は17日の初日、元NHLの殿堂入りGKグラント・ヒューアー氏らとともにラウンドすることが決まった。

 ※■は裏の里が非