【ラホヤ(米国)20日=塩畑大輔】石川遼(21=パナソニック)が、米ゴルフツアーでの過酷な連戦を戦い抜くため、ピラティストレーニングを取り入れた。前日に米本格参戦初戦のヒューマナチャレンジで予選落ち。この日はオフとなるはずだったが、早朝からインストラクターの指導のもと、ピラティスで精力的に汗を流した。

 ゆるやかな動きでストレッチとインナーマッスル強化を行い、身体のバランスを整えるトレーニングは、懸案である腰痛解消などの効果も期待できる。テニスなどの有酸素運動でさらに汗をかいたあと、次戦のファーマーズインシュランスオープン出場に備え、サンディエゴに移動した。

 同大会にはタイガー・ウッズも出場予定。会場のトーリーパインズ北、南Cは、08年全米オープンで優勝もした得意のコースだけに、活躍が期待されている。石川も昨年、この大会では13位に入る健闘をみせた。「コースのことは分かるし、いいイメージもある」と自信をにじませていた。