藤田寛之(45=葛城GC)が5度目の全米オープン(6月18~21日、チャンバース・ベイ)出場権を獲得した。

 36ホールストロークプレーを終え、首位と3打差の11アンダーに5人が並び、プレーオフに突入。藤田は1ホール目で唯一バーディーを奪って勝ち抜け。「時の運ですよ」とベテランらしく涼しい顔で振り返った。前日まで関西オープンを戦っており「終わったらドッと疲れてきた」と苦笑い。それでも2年ぶりの全米に向け「世界でNO・1の舞台で4日間目いっぱい戦いたい」と意気込みを示した。

 プレーオフでは2ホール目でカート・バーンズ(34=オーストラリア)がバーディーで勝ち抜け、ボギーとなった谷口徹(47=フリー)が脱落。3ホール目はS・H・ペク(24=韓国)が薗田峻輔(25=フリー)との一騎打ちを制した。

 14アンダーの梁津万(36=中国)がトップ通過。2位には12アンダーの川村昌弘(21=マクロミル)が入り、自身初のメジャー出場を決めた。