ホストプロの手嶋多一(46=ミズノ)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダー、273でツアー通算8勝目を挙げた。ツアーデビューを飾った大会で22回目にして念願の初優勝。ミズノ契約選手としても86年の中嶋常幸以来となる優勝だった。「こんなにうれしいことはない。本当に勝ちたい試合でした」と満面の笑みで言った。

 8番パー3で流れを引き寄せた。ティーショットがグリーンをオーバーしたが、ラフからの第2打をピッチングウエッジでチップインバーディー。この日首位タイで出たスコット・ストレンジ(38=オーストラリア)に2打差をつけた。

 手嶋は5月の中日クラウンズからミズノ社製のボールを使用。男子ツアーで同社のボール使っての優勝は初めてだった。「男子1号です。これは書いておいてくださいね」とアピールを忘れなかった。