男子ゴルフの松山英樹(23=LEXUS)が、2大会連続2度目となるプレジデンツ・カップ(8日開幕、韓国・仁川)に向けて6日、会場のジャック・ニクラウスGC(7380ヤード、パー72)で練習ラウンドを行った。

 この日はアダム・スコット(35=オーストラリア)、シャール・シュワーツェル(31=南アフリカ)、裵相文(29=韓国)と18ホールを消化。「(フェアウエー外すと)やっぱりピンを狙っていくショットはしんどくなる。そこは大事かな」と、帝王設計のコースに警戒を強めた。

 隔年で開催されるプレジデンツ・カップ。松山が所属する世界選抜はここまで米国選抜に1勝8敗1分けと大きく水をあけられている。「1回しか勝てていないので、自分がしっかりとしたプレーができれば、そういう結果(勝利)にも近づいてくる。自分のいいところを出せるように頑張りたい」と闘志をたぎらせる。

 終始リラックスムードを漂わせていた松山だが、会見中には表情を引き締める場面があった。15日には米ツアー開幕戦のフライズコム・オープン(カリフォルニア州ナパ)が控えていることを問われると「そこは考えてないです。今はここの試合だけに集中している」。意地でも米国選抜の6連勝だけは阻止するつもりだ。