3年ぶりのツアー3勝目へ、若林舞衣子(27=ヨネックス)が2位につけた。

 アップダウンの激しいコースで、多くの選手がアイアンの距離感に苦しむ中、5バーディー、ノーボギー。「フェアウエーからでも、ラフからでも、アイアンがよかった」という。

 開幕3日前の月曜日に、髪をばっさり切った。「ずっと髪形を変えたかったんですが、いいのがなくて。日曜の夜にネットでいいのを見つけたから、それで…」。切った長さは約20センチ。本人いわく「高校生以来の短さ」という。帽子、ウエアもスポーティーなイメージに合わせ、周囲からは「すごく似合ってる」と大好評だ。

 昨年のシード落ちで考えることがあった。「QTで今季の出場権を手にしたとき『何かを変えなきゃ』と思ったんです」。4月には東京から大阪に引っ越した。大阪の住民の自覚? からか、たこ焼き器も買ったが「まだ使ってないんです」と笑う。

 2週前に岡本綾子門下の姉弟子、41歳の表純子が優勝したことも大きな刺激だ。「純子さんの『若い子にもっと頑張れと言いたい』というコメントを見て、そうだなって。2月のタイ合宿で純子さんが昼寝してるとき、私、トレーニングしてましたもん」。14歳上の先輩に負けず、復活優勝を目指す。