2年ぶりのツアー3勝目を狙う藤本佳則(26=国際スポーツ振興協会)が、最終日の逆転V圏にぎりぎり踏みとどまった。

 首位と2打差2位から出て、最終組で回ったこの日、同組の金庚泰、H・W・リューが通算10アンダーまでスコアを伸ばして首位に立ったのと対照的に、4バーディー、4ボギーのパープレーで伸び悩み、5打差6位に後退した。

 「残念でしたね。9番パー4の第1打を右バンカーのあご近くに入れて…。あそこがボギーになって、流れが悪くなった」。8番まではショットにキレを見せ、4バーディー、1ボギーと通算8アンダーまでスコアを伸ばしていただけに、中盤からの失速を悔やんだ。

 それでも、逆転不可能な差とは思っていない。「いいゴルフができれば、おもしろい展開に持っていけると思う。それを信じてプレーしたい」と自分に言い聞かせるように話していた。