アマチュアの勝みなみ(17=鹿児島高3年)がツアーでは今季自己ベストとなる3アンダー69、首位に3打差6位と好発進した。4月にナショナルチームのコーチであるオーストラリアのガース・ジョーンズ氏(44)に指導を受けてショットが向上。「優勝したいし、優勝できると思います」と、自信を取り戻し、ツアー2勝目を狙う。

 勝は69に「チョ~うれしいですぅ」と無邪気に笑った。これまで今季は70どまりで、前日に「60台で回るのが目標」と話し、有言実行の好発進だ。1番は第2打を池に入れながら、5メートルを沈めてのナイスボギーで勢いに乗り、その後4個のバーディーを奪った。

 手応えの大きさから“優勝宣言”も飛び出した。運や流れが必要なことを踏まえた上で「それくらいの自信はあります」と言い切った。根拠はジョーンズ・コーチによるスイングの改善で、4月に取り組み始めたものが、ここにきて結果につながった。現在も定期的に動画を送り、助言をもらえるのも心強い。

 2年前に15歳でツアー初優勝。男子ツアーで14歳の三田が活躍したことに「えーっ、2002年生まれですか~?」と、すっかりお姉さん発言だ。日本女子アマなど主要アマタイトルはすべて制した。プロ転向も視野に入る2勝目に突き進むだけだ。