川村昌弘(22=アンテナ)が首位と5打差3位で最終日に臨む。

 この日は出だし2連続バーディー。3番もチャンスにつけ「これは3連チャンだ」と思ったものの、パーに終わった。その後はチャンスらしいチャンスがほとんどなく、スコアは1つ伸ばしただけの70だった。

 しかし、特別悔しさを漂わせず、1日を淡々と振り返る。「ピン位置も山のてっぺんに切ってあるようなホールが多かったし、仕方ないでしょう」。同組で回った首位のストレンジについても「いやあパットうまいです。ショットがよくなかっただけに、パットが入ってなかったら、えらいことになってたかもしれないですけど」と客観的に分析する。

 先週はアフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶモーリシャス共和国で欧州ツアー競技に出場。大移動を経て、強行軍で今大会に臨んでいる。「まさかこんな位置(優勝争い)にいられるなんて、考えもしなかった。リハビリラウンドのつもりでしたから」という。最終日は「前半にガツガツいかず、終盤にチャンスがあれば、という感じでいきます」とリラックスムードで話していた。