池田勇太(30=日清食品)が6年ぶり2度目の全米オープン(6月16日開幕、ペンシルベニア州オークモントCC)出場権を獲得した。前日22日まで関西オープンに出場。練習ラウンドなしのぶっつけ本番で64、68と通算10アンダーの132をマーク、1位で通過した。他に3打差2位で谷口徹(48)が2年ぶり10度目、4打差3位で谷原秀人(37)と宮里優作(35)が初の本戦出場を決めた。

 池田の声は消え入りそうだった。「最初は調子良かった。でも、途中から体がついてこなくて。ほめてくださいよ、オレを…」。前日まで高低差の激しい和歌山・橋本CCで4日間戦い、この日は36ホールの長丁場。2ラウンド目の前半9番の第1打をOBにしたときは「久しぶりに膝が笑いました」と笑う。6年ぶりの出場に「ウチの連中をまた連れて行けるのが、うれしいです」。親分肌らしいセリフを口にした。