表純子(42=中部衛生検査センター)が5バーディー、3ボギーの70で回り、通算4アンダー、140で首位と2打差の3位につけて最終日に臨む。

 この日は濃霧の影響でサスペンデッドとなった第1ラウンド残りの6ホールから競技を再開。午前3時50分に起きて合計24ホールをプレーし「もうヘロヘロです」と疲れは隠せなかったが、気付けば優勝圏内。「何だかみんなが伸びてないですね」と笑った。

 今大会のキャディーは夫の広樹さんではなく、女子プロ仲間の前田久仁子が務める。吉田弓美子が今週のキャディーを探していると聞き「久仁子がいいって言ったら、私が久仁子にやってもらって、旦那にやってもらう?」と声をかけた。半分冗談のつもりだったというが、そのまま話が進んで広樹さんが吉田のバッグを担ぐこととなった。

 普段とは違うコンビに「久仁子に担いでもらうのは去年のサマンサ以来だから、1年ぶり。やっぱりいいところを見せたい」と意気込む。成績次第では生涯獲得賞金が5億円を突破することも大きなモチベーションとなっている。「5億円のことを教えてもらったので頑張りたい。グリーンが止まるので、バーディー合戦になると思う」。

 5月のリゾートトラストレディースは、強風のため最終ラウンドが途中で中止となり、第2日終了時点の36ホールに短縮されての優勝だった。今度は54ホールで勝ちにいく。