時松隆光(22)は独走Vにも、勝利を意識したのは終盤だったという。

 順位ボードは見ずにプレーし、17番でやっと見た。「一緒に回っている岩本(高志)さんが(3打差)2位で、小田孔明さんが3位と知って」。岩本のバーディーパットが外れると、残り2ホールをパーでいけば負けないと踏んで「寄せにいった」4メートルのバーディーパットが決まって「18番は余裕がありました」。

 仲良しのプロ仲間、川村昌弘は海外の試合に積極的だが「日本でしっかり実力をつけてから考えたいです」。4年後はちょうど東京五輪で「出られたら。まずは候補に名前が挙がるように、4年間は頑張ります」と謙虚だった。