女子ゴルフの大東建託・いい部屋ネットレディース(29日開幕、山梨・鳴沢GC)の練習ラウンドが28日、同コースで行われた。

 リオデジャネイロ五輪代表の大山志保(39=大和ハウス工業)にとっては、首痛による欠場が続いた国内ツアーでは5月の中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来、10週ぶりの試合となる。ハーフを回って最終調整し「痛みは、一番ひどかった時が10だとすれば、1か2くらい。ゴルフに影響はないです」と話した。

 7月の全米女子オープン直後にリオ行きが決まり、帰国してからは東京・北区の国立スポーツ科学センター(JISS)でリハビリも行った。26日には最後まで代表の座を争った渡辺彩香(22=大東建託)とコースで再会して激励も受けた。五輪選手としての自覚は徐々に強くなっているようで「代表に選ばれながら欠場したり、皆さんにご迷惑をおかけした。私自身、4年以上オリンピックにかけてきたし、日本代表として皆さんの思いを胸にリオで頑張りたい。選ばれて良かったと思われるプレーをしたい」と力を込める。

 そのためにも、重要な五輪前のラスト2試合。パターの長さを33インチから34・5インチに変更し「前傾が浅くなった分、構えやすくなったし、ストロークも安定している」と好感触を得ている。代表の意地を見せたいところだ。