賞金ランクトップのイ・ボミ(28=延田グループ、韓国)がついにダウンした。

 2バーディー、8ボギーの6オーバーの86位でホールアウト後に体調不良で棄権。連続予選通過記録が85試合でストップした。

 8ボギー、77ストローク、86位はいずれも今季ワーストだった。今季パーセーブ率がツアー唯一の90%を超えを記録しているが「アプローチとパットが入らなくて、ボギーが多かった」。特に精彩を欠いたグリーン上では合計34パット。「うまく打っても入らなくて、流れがどんどん悪くなって…。本当に入らなかった」と繰り返した。

 2年連続で同一大会を欠場すると100万円の罰金を科されるなどの事情から、今大会で7週連続出場だった。ホールアウト直後は「疲れも体力もしんどいです」と本音を漏らしつつ「調整してまた頑張ります」と気丈に話していたが、棄権を決めた。

 13年の大王製紙エリエール・レディースから続いていた連続予選通過は歴代3位の85試合で止まり、横峯さくらが持つ歴代1位101試合への挑戦も消えた。次週10月7日開幕のスタンレー・レディースは昨年優勝しており、欠場すれば100万円の罰金が発生する。関係者によれば、まずは休養に専念し、出場する方向で調整するという。