米女子ツアーの来季出場資格を争う2次予選会は23日、フロリダ州プランテーション・クラブ(パー72)で最終日を行い、畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高)が11月末からの最終予選会への進出を決めた。4バーディー、4ボギーの72で回って通算3オーバー291の19位、通過の80位を楽にクリアし「とりあえずほっとしている」と話した。

 2日に日本女子オープンをアマとして初めて制し、一躍「時の人」に。10日にプロ転向を表明し、12日に渡米する慌ただしさの中、「悪いなりに安定していた」と落ち着いていた。最終予選はシードから脱落した選手らも加わる中、上位20人がフル出場の参戦権を得る。「周りの人が強いと思ってしまうと、自分のゴルフができなくなる。今までやってきたことを信じて臨みたい」と力強い。一方で芝質の違いに苦しんだのか、残り1カ月間は「アプローチを重点的に練習したい」という。

 いったん帰国し、教えを受ける中嶋常幸(62)にも「報告したい」。米ツアー選手が多く来日する来週のTOTOジャパン・クラシック(茨城)は「家から近いので見るのが楽しみ」と観戦予定で、2週後の伊藤園レディースは「出るつもり」と国内プロデビューとなる。