今季最終戦最終日に成田美寿々(24=オンワードHD)が存在感を見せつけた。

 首位との7打差を追ってスタートし、7バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア66をマーク。最終組の3組前にホールアウトし、プレーオフに備えたが、1打及ばなかった。

 前日の「“成田美寿々が来た”と思わせるようなプレーをして、上位を脅かしたい」という予告通りの猛チャージ。「集中して18ホールをプレーできた。春先と違うプレーで、1年苦しんでよかったと思える1日になりました」という。

 今季は0勝に終わった。スイング改造の遅れが響き、プロデビューの12年から続いた「毎年1勝以上」が4年で止まった。だが「思えば、うまくいきすぎていただけ。14年の3勝なんか、勢いだけですから」という。

 来年の目標は高い。「3勝以上、国内メジャー優勝。それと2020年東京五輪に向けて、賞金女王をとらないといけないと思っています」と早くも戴冠を予告していた。