遅咲きの日本代表コンビが、オーストラリアペアに鮮やかな逆転勝ちを収めた。

 西山ゆかり(34=アマダホールディングス)下山めぐみ(33=環境ステーション)組は6番を終えて2ダウンとなったが、13番で追いつき、16番、18番を取って2アップとした。

 アマチュア時代も含めて今回が初の日本代表の2人は「朝から緊張で吐きそうでした」という。だが、そこはともに三十路(みそじ)の大人の女性だ。プレー中は下川が「33歳で初の代表なんて、ある?」とこぼすと、西山が「私、34歳で初めてだけど…」。自虐的? に2人で明るさを保ち、徐々に平常心を取り戻した。「2人とも“どうやって緊張をほぐせばいいのか”ばかり考えていました」と西山。最後は笑顔で“初代表初戦初勝利”を振り返った。