賞金ランクトップの池田勇太(30=日清食品)が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダーの202で首位と3打差の2位に浮上した。

 ホールアウト直後は悔しさをあらわにした。最終18番パー3で3メートルの上りのパットを残すチャンスにつけながら、バーディートライはカップの10センチ手前で止まった。「情けないですね。1打でも詰めておいた方が、明日(首位の小平)智に追いつくにはいいと思ったので…。詰めが甘いですね」と首を振った。

 賞金王を争う谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)がトップと6打差に後退。谷原が優勝を逃した時点で初の賞金王が決まるとあって、がぜん有利な状況だが「勝って(賞金王に)なるのが一番喜べる。2016年を締めくくる上で、悔いの残らないゴルフをしたい」と、今大会の逆転優勝だけを狙っていく。