松山英樹(24=LEXUS)と米ツアーポイントランクトップの座を争うジャスティン・トーマス(23=米国)の勢いが止まらない。

 前日に米ツアー史上7人目(8度目)の50台となる「59」をマークするロケットスタートを決めると、この日も最終18番パー5で左ラフからピン下2・5メートルまで運び、圧巻のイーグル締めで64。通算17アンダーの123で2位に5打差をつけて折り返した。「123」は36ホールにおける米ツアー最少ストローク。パット・ペレス(米国、09年ボブ・ホープ・クラシック)デービッド・トムズ(米国、11年クラウンプラザ招待)ジェーソン・デー(オーストラリア、15年BMW選手権)の記録を1打更新した。

 「最後イーグルで締められたのは素晴らしかった。昨日の『59』の記録はまだ実感がなく、今日はほとんど気にならなかった。『123』の記録はうれしい。昨日の『59』と同じでツアーの記録に名前が残せる。でも、まだ2日残っている。この記録のことは忘れて、週末もロースコアを目指したい」と表情を引き締めた。

 前週は松山に競り勝って今季2勝目を挙げたばかり。開幕から出場5試合で3勝となれば、過去40年でタイガー・ウッズ(03、08、13年)しか達成していない記録に肩を並べることになる。