第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、雷雨により約3時間30分の中断があった影響で、予選通過77人のうち32人が競技を終えられなかった。世界ランク7位のアダム・スコット(36=オーストラリア)が5ホールを残して通算8アンダーで暫定首位に浮上。日本勢では、3ホールを残す谷原秀人(38)4ホールを残す小平智(27)がトップグループに1打差で続いた。

 谷原と小平が日本ツアーの意地を見せるべく海外勢に食らいついた。谷原は3日連続のサスペンデッドに「長いっすね」と苦笑しつつ、1打差には「ないようなもの。思い切ってやるだけですよ」と話した。小平は第3ラウンドで7番からチップイン(8番)を含めて3連続バーディー。「目標はトータル15アンダー。優勝を目指してやっている。外国人選手に勝ちたい」と闘志を燃やした。