第3日に2度のトリプルボギーをたたき、通算2オーバーの52位に後退していた畑岡奈紗(18=森ビル)は、イーブンパーに戻して大会を終了した。

 畑岡は最終の18番ホールをバーディーで締めくくると右手でガッツポーズ。4バーディー、2ボギーの71に納得の様子を見せた。

 第1日にダブルボギー、第3日にはトリプルボギーをたたいた「魔の11番」も、この日はパーセーブ。

 両日ともに3Wで打った1打目が飛びすぎ、草が生えるボールが打てない地域に入れてしまっていた。それだけに「今日は(10番の)パターが終わって、すぐに3番ではなく(距離の短い)ユーティリティーを持ちました。ティーグラウンドに行ってから決めると迷ってしまうので」と笑顔を見せた。

 次戦は23日開幕のホンダLPGA(タイ)。通常の試合と違い、上位選手と推薦出場の選ばれた約70人しかプレーできず、予選なしで4日間戦う。畑岡は「せっかく推薦をいただいたので、それに恥じないプレーをしたい。今回、あまり調子が良くない中で予選を通過できたので、少しは自信を持っていって良いのかなと思います」と意欲を見せた。