国内ツアー屈指の飛距離が売りの塚田陽亮(31=ホクト)は、昨年6月の日本ツアー選手権で、ツアー初優勝がメジャー優勝という快挙を成し遂げた。08年のプロ転向から9年目での初勝利だった。

 9年目という数字だけを見ると「遅い」と思うかもしれない。だが本人は「無名とか遅咲きとか言われると、そりゃ無名だけど遅咲きではなく、むしろ早いと思う」と言い切る。「プロになったときに30歳までにツアーに出られればいいと思い、実際は25歳の年で出て、5年も早まった」。だから31歳での初優勝にも「ほら早いでしょ」となる。

 3月10日の自身のブログに断食中であることを記し「体調がよくなればゴルフも変わると思いますのでガンバれ俺(本文まま)」と書き込んだ。良いと思うことは何でも取り入れ、少しでも早く2勝目を目指す。