藤本麻子(26=フリー)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算4アンダーの140で首位と1打差の4位に浮上した。

 「風が強かった」という前半6番から3連続バーディー。谷越えの7番パー3では「昨日は風を警戒しすぎて大きめのクラブを握って(インパクトで)緩んで右にいってしまった、今日は左手前のピンに対して『手前に入ったら入ったで』と開き直って決めウチできました」と6番アイアンで6メートルにつけ、バーディーとした。

 昨季は賞金ランク49位とシード確保に苦戦も、結果的に自分を見つめ直すきっかけにもなったという。「自分の調子を分かってゴルフができている。技術がないのに無理して狙ったり、攻めるのは大事だけど、できないことをしてもダメなので。自分を客観的に見れているし、前よりは自分がしなければいけないこととかが見えるようになってきた」とうなずく。

 前週はトップで最終日を迎えたが、11年以来のツアー2勝目には届かなかった。「先週の経験を生かしつつ、一番は楽しみながらゴルフをすること。自分のしたいゴルフ、アグレッシブなゴルフを忘れずに1日プレーしたい」と意気込んだ。