今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、プロの部で首位と1打差の2位につけた。

 この大会は初出場だが、「覚えていてくれてうれしかった」というフリーアナウンサー小倉智昭(69)との同組ラウンドは、実は2度目だった。話は今平が小学5年生だった時にさかのぼる。メンバーコースが同じだった縁から、ある大会で一緒の組となり“対決”したことがあった。小倉は当時のことを「スタート前にお母さん(正美さん)から『よろしくお願いします』と、丁寧にあいさつしていただいてね。当時は僕の方が飛んでいたんだけど、セカンド、アプローチ、パターがすごくて、上がってみたら10ストローク差。小学生に負けたら忘れませんよ」と懐かしそうに振り返る。

 昨季はトップ10に8度入るなど、ツアー初優勝が待たれる若手の筆頭株。小倉も「飛ぶし、入るし、ほれぼれしたよ。こんな息子がいたら、楽しみだろうね」と太鼓判を押す。最後は「勝ったら、お祝いしなきゃと言ってきた。今シーズンこそ大丈夫だろ?」と振られ「はい!」と力強くうなずいた今平。ここで勢いをつけ、レギュラーツアーでの飛躍につなげていく。