アマチュアの杉原大河(たいが、17=徳島・生光学園高)が6バーディー、2ボギーの67で回り、通算2アンダーの140で首位と4打差の8位となってプロツアー7戦目で初の予選通過を果たした。

 スタートの10番で残り135ヤードからピッチングウエッジで2メートルにつけてバーディー。「ティーショット、セカンドと自分の一番いい形でバーディーが取れました」と振り返る会心のホールから勢いに乗った。ピンチでも動じない。後半2番ではティーショットを右ラフに入れたが、残り70ヤードの第3打を50センチにピタリ。「ショットに助けられました。もう、100点満点ですね」と笑顔だった。

 第2日の平均パット数1・5は全体7位。好調なショットに支えられる形でグリーン上もストレスが少ない。パターは小学1年からピン型一筋。ラインを読んでからはパットを打つ前に素振りを一切しないルーティンにもこだわりがある。「自分がつくったイメージに集中したいんです」と説明する。

 名前の由来はゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ(米国)。14年には世界ジュニアを制した。そして、好きな選手はウッズ…ではなくジェーソン・デー(オーストラリア)。「活躍して、ギャラリーの皆さんに面白いと思われるようなプロゴルファーになりたいです」と夢を語る。

 今大会は「タイガ」という名前のアマチュアが4人出場していたが、ただ1人決勝ラウンドに進んだ。「楽しく回りながら、プロの技術を学ばせていただきたいです」と初々しく話した。