男子ゴルフのブリヂストン・オープン(19日開幕、千葉・袖ケ浦CC)の練習ラウンドが18日に同コースで行われた。

 日本ツアー15年ぶりの参戦となる招待選手の世界ランク12位、マット・クーチャー(39=米国)は公式会見に出席した。米ツアーでは昨季優勝のなかったリオデジャネイロ五輪銅メダリストだが、7月の全英オープンではジョーダン・スピース(米国)との激しい優勝争いの末に2位。メジャー4試合の平均スコア「70」は全米オープン覇者ブルックス・ケプカ(米国)に次ぎ、松山英樹と並ぶ2番目の数字だった。「勝てなかったのは残念だが、全てのメジャーでうまくプレーできた」とうなずく。

 米ツアーでは名前にちなんで「クゥーチ」と声援を浴びるのが恒例となっている。なじみの薄いギャラリーにはブーイングのようにも聞こえるが、本人は大のお気に入り。「父も祖父も同じニックネームだった。日本のファンからも言ってもらえたらうれしいね」と心待ちにする。来日後は家族とともに京都を訪れるなどリフレッシュして充電も完了。「とても興奮している。自分のキャリアの中でもメインスポンサーになっているブリヂストンの大会でいいパフォーマンスをしたい」と意気込んでいた。