6年ぶりのツアー優勝を狙う藤本麻子(27=三愛石油)が、ホールアウト時点で首位に立った。前半だけで6バーディーを奪ってスコアを一気に伸ばすと、後半も2バーディー、1ボギー。前半のハーフ30は「初めて」という。1アンダーの11位から出て通算8アンダーとし、単独首位に浮上した。

 9、11番では約10メートルのバーディーパットを沈めるなど、ショットもパットも絶好調。藤本は「迷いなく打てている」と手応えを口にする。

 10月8日のスタンレー・レディース最終日は、優勝した吉田弓美子に1打差の2位に終わった。その悔しさから眠れぬ夜を過ごしたことを振り返りながら「負けたけれど経験値はアップしているはず。同じような優勝争いの場面が、また来ると思う。その時にプレッシャーの中でも勝てるようにしたい」と話した。