小平智(28=Admiral)は、1次リーグ負けなしのチャールズ・ハウエル(38=米国)に2アンド1で敗れ、3連敗で大会を終えた。

 悔しい結果となったが「ずっとモヤモヤしていた」というショットに兆しが見えてきた。前日には史上最高のレフティー、フィル・ミケルソン(47=米国)と戦い、この日はきれいなスイングで知られるハウエルと対決。「ミケルソンとのラウンドが一番大きかった。ハウエルもそうだし、練習場でいろんな選手を見ていても、共通するものがある。自分のダメな部分を気付かせてもらえた」とヒントを得た。

 現在44位の世界ランクが次回発表時点で50位以内なら初のマスターズ(ジョージア州)出場が決まる。「出るつもりでやっていますし、恥ずかしい姿を見せたくない。出るだけが目標じゃない。成績を残す」と気持ちを高ぶらせた。フロリダで調整した後、オーガスタへ入る予定。まずは、信じて吉報を待つ。