日本勢でただ1人、予選を突破した世界ランク10位の松山英樹(26=LEXUS)が、厳しい第3ラウンドになった。

 現地時間昼すぎに、大勢のギャラリーに見守られて1番パー4から出た。

 その際に「GO! MATSUYAMA!」という大きなかけ声が飛んだ。

 通算5オーバーの26位で予選を通過。首位で世界ランク1位のD・ジョンソン(33=米国)が4アンダーのため、残り2日で9打差を追いかける展開だった。

 5番パー5でボギーとすると、8番パー4で悪夢が待っていた。グリーン奥のラフから3オンさせたが、パターに苦しんでまさかのトリプルボギー。前半だけで4つスコアを落とし、通算9オーバーで後半へ。

 後半もバーディーが奪えず、13番から3連続ボギー。15番終了時点で通算12オーバーの52位に後退している。

 日本男子初のメジャー制覇は、大きく遠ざかった。

 この日は、予選落ちした星野陸也(22)が、コースに姿を見せて、松山に声援を送った。