3カ月ぶりに日本ツアーに参戦するアン・シネ(27=韓国)が、父への思いを明かした。

17日、NOBUTAグループ・マスターズGCレディース(18日開幕、兵庫・マスターズGC)のプロアマ戦に出場。現時点で決まっている年内の日本での試合は今大会が最後で、来年以降について「日本でやっていくのも大きな決断になるし、韓国ツアーに専念することもまた大きな決断になる。慎重に考えたい」と悩める胸中を吐露した。

既に来季の日本ツアー出場への予選会となるセカンドQT(31日~11月2日)の登録は済ませている。それでも「まだ(出場するかは)決まっていない」という。その理由について、ソウル郊外に住む父アン・ヒョジュンさん(65)の存在を挙げ「お父さんが2年半前に大きな手術をしました。高齢ですし、父には『娘と一緒にツアーを回りたい』という思いがある。私自身、父の近くで(プレーを)見せたいと考えると(来年は)韓国なのかな」と素直な胸の内を語った。

18日の第1ラウンドは「大好きなピンクのウエアを着る予定」と笑顔で明かした。その上で「(年内は)日本で最後の試合になるかも知れない。1日でも長く、4日間、笑ってプレーをしたい。たくさんの人を元気づけたいと思います」。昨年から日本ツアーに本格参戦も、まだ結果を残せていないため、好成績で大会を盛り上げたい-。それが、アン・シネの心からの願いだ。