武蔵圭太(47=平塚富士見)中村勝郁(51=伊勢原)組が、3アンダーの69で初優勝した。前半アウトは3バーディー、1ボギー。後半インは3バーディー、2ボギー。2人仲良く3バーディーずつをマークし、2位に1打差で逃げ切った。

武蔵、中村組は3、4番で武蔵が連続バーディーを奪って勢いに乗った。2ホールとも7メートルの上りフックラインを一発で沈めた武蔵は「中村さんがパー圏内に入ってくれていたので、強めに打てた」と笑った。5番ボギーの後、中村も負けじと7番でチップインバーディー。「カラーから6メートルを狙った」と胸を張った。

この日の2人は、武蔵が表彰式で話したように「ダブルスの良いところが出せた」。片方が悪ければ、もう片方がカバーした。後半は11番で中村が乱れてボギー先行も、12番で武蔵のバーディーで取り返すと、14番ボギー、15番バーディーの場面は役者が交代した。中村は17番でもバーディーを奪ってみせた。

平塚富士見CCのメンバー同士でペアを組んで4年目。会社役員の武蔵は「毎年、僕のドライバーが曲がるけど、今日はほぼ曲がらなかった」とニンマリ。同じく会社役員の中村も「2人がかみ合った」と思わず笑みを漏らした。これまでの最高は昨年の4位。一気に頂点まで上った2人は、来年の優勝に早くも照準を合わせていた。