男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJT杯は3日に東京よみうりCCで開幕する。賞金ランク2位の池田勇太(23=フリー)は、初日に最終組で同1位の石川遼と同組対決。2日には「お互いに刺激し合って、いいプレーがしたい」と抱負を語った。左腰などに痛みを抱え、無駄な力を逃がすようにスイングのフィニッシュを崩す場面も。それでも「今季の最初は日本シリーズに出ることが目標だった」と話すように、今季の成績上位者が集う同大会は、以前からあこがれていた一戦で、気持ちは前向きのようだ。「こういう立場で初日を迎えられるのは、うれしいこと。もう1度気合を入れ直して、やりたい」と話した。

 またこの日は、石川とツーショット撮影が設定され、笑顔で握手。「ファイティングポーズを」というカメラマンの要求に、「格闘技じゃないんだから」と照れ笑いで断っていた。

 石川と池田の賞金差は約2450万円で、今大会の優勝賞金は4000万円、2位は1500万円。池田が優勝すれば無条件で逆転賞金王になり、2位以下だと石川が賞金王。いずれも尾崎将司の記録(26歳)を抜く日本ツアー最年少賞金王となる。