日本女子ツアーの国内メジャー・日本女子オープンは29日、愛知・名古屋GC和合C(6383ヤード、パー70)で開幕する。男子ツアーの中日クラウンズ開催で知られる名門コースで、今回は大会恒例の「深いラフと狭いフェアウエー」というセッティングに加え、コースの特徴である砲台グリーンが選手を悩ませそうだ。

 中でも、特徴的なのはラフだ。長さは例年並みの80ミリとなっているが、葉先の部分を刈り取られて“直毛”のように立った状態が目立つ。見た目は深く見えないが、攻略は困難。横峯さくら(25)は「スポッと入る感じ。ミドルならショートアイアンでフェアウエーに出して、70~80ヤードの第3打勝負になるケースが多そう」。不動裕理(34)は「ボールがラフの根本まで入ってしまう。そうなると無理はできない」。

 優勝スコアについては、イーブンパーから5アンダー前後を予想する声が多かった。