<男子ゴルフ:日本シリーズJTカップ>◇第3日◇6日◇東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)◇賞金総額1億3000万円(優勝4000万円)

 2打差の6位で出た石川遼(23=CASIO)はショットが乱れ、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落として、通算イーブンパー210の14位に後退した。ティーショットで右方向へのミスが頻発。後半11番までに5つもスコアを落としてしまった。

 後半は13、16番と5メートル前後を決めてバーディーを挙げただけに「納得がいくショットは、最終ホールの第1打だけだった」とため息。「ダウンスイングでシャフトが寝てしまうのを修正できなかった。シャフト自体の動きばかりを気にして、シャフトが立っておりるための身体の動きが必要なことに気づくのが遅くなった」と反省した。

 ホールアウト後は気温3度まで冷え込んだ練習場にひとりで残り、ショットを打ち込んだ。修正に成功し、見違えるような球筋が出だした。「インの方がスコアが出るイメージがあるので、明日は前半3アンダーを目指す。そうすれば、後半5アンダーも可能。上位とは差がついたけど、気にせずに自分のベストを尽くす」と年内最終ラウンドへ意気込みを新たにした。