<米男子ゴルフ:現代自動車チャンピオンズ大会>◇最終日◇12日◇ハワイ州カパルア、プランテーション・コース(パー73)

 松山英樹(22=LEXUS)は2015年の初戦を3位タイでホールアウトし、米ツアー2勝目はならなかった。

 2日連続でベストスコア66をたたき出し、最終ラウンドを通算17アンダーの首位タイで出た松山は3バーディーを奪い通算20アンダーとスコアを伸ばした。しかし、最終18番でもバーディーチャンスを迎えたが沈めることはできず、通算272で首位にわずか1打及ばなかった。

 松山は「全体的に良くなかったが、その中でも崩れなかったのは良かった」としたが、「パットを決め切ることができなかったのが敗因。悔しい」と無念の表情でコメントした。

 優勝争いは5バーディー1ボギーのジミー・ウォーカー(米国)と、1イーグル5バーディー1ボギーのパトリック・リード(米国)が通算21アンダーで並びプレーオフに持ち込まれ、リードが最初のホールでバーディーを決めてツアー4勝目を挙げた。

 ジェイソン・デイ(オーストラリア)は11バーディーでコースレコードタイの62で回る猛ラッシュを見せ、7バーディー1ボギーのラッセル・ヘンリー(米国)とともに通算20アンダーで松山と並ぶ3位タイとなった。【最終成績】(1)パトリック・リード

 -21(2)ジミー・ウォーカー

 -21(3)ジェイソン・デイ

 -20(3)ラッセル・ヘンリー

 -20(3)松山英樹

 -20

 この大会は前年のツアー優勝者だけが出場できる。予選カットなし。99年からハワイ州の現コースに舞台を移し、シーズン開幕戦となった。丸山茂樹は02年から3年連続で出場し、22位、25位、15位。今田竜二は09年出場で18位。11年から現代自動車が冠スポンサー。10月開幕となった13〜14年からは中断明け、新年初戦の位置づけになっている。