<女子ゴルフ:フジサンケイレディス>◇2日目◇26日◇静岡・川奈ホテルGC富士C(6464ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
原江里菜(20=ライフカード)が大会ベストスコアの64をマークして、単独首位に立った。1イーグル、7バーディー、1ボギーの快進撃で通算7アンダー。プロ2年目で、ツアー初勝利に王手をかけた。糖尿病と闘いながら今季プロ初勝利を挙げた友人の阪神岩田稔投手(24)に続く決意。佐々木慶子(31)が67で回り通算5アンダーの2位。大会2連覇を狙う佐伯三貴(23)が71で、4アンダーの3位につけた。
28位スタートの原が、一気にリーダーズボードを駆け上がった。「まさか、こんなスコアが出るとは思わなくてびっくり」と白い歯を見せてにっこり。東北福祉大の先輩OG、佐伯を「どうしちゃったの。明日は(攻め方を)教えてもらおう」と驚かせた。
国内屈指の難コースな上に、この日は気温14度の肌寒さで午後から雨にも見舞われた。そんな悪条件の中、原の快進撃が続いた。5番ロングで、残り210ヤードの2打目を5番ウッドでピン手前3メートルにつけてイーグル奪取。8番から16番で一気に7バーディーを奪った。幸いにも前日に続いて名物の海風が吹かず、ショットが安定。初日は高麗芝を意識しすぎてパットを強く打っていたが、スタート前の練習でしっかり修正した。「5、6メートルのパットが良く入った」と自画自賛する好調ぶりだった。
東北高の先輩、宮里藍の妹分としてジュニア時代から期待され、QT(予選会)でツアー出場権を得た昨年はライフカード、エリエールで2位になるなど、初勝利まであと1歩だった。プロ2年目の今季はオフから鈴木トレーナーと組んで肉体改造に励み、早朝の走り込み、バランストレーニングも毎日欠かさない。「飛距離、体重は変わっていない」と笑うが、体が絞れて、体幹も強くなった。
励みになっているのは、飛躍的な活躍を続けている阪神岩田の存在だ。1月の大リーグの井川らとの合同トレーニングで知り合い、プロ野球選手の練習量の多さに驚いた。さらに糖尿病と闘いながらプレーしている岩田に感銘。今季、プロ初勝利を挙げ、この日のナイター巨人戦で3勝目をマークした相手と電話、メールで励まし合っている。「前は巨人ファンだったが、今ではすっかり阪神ファン」。プロ初優勝となれば、20歳と172日で歴代年少ランク6位。今度は自分の番だ。

