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遼クン予選落ちも言い訳せず/男子ゴルフ

ラウンド中にせき込む石川遼(撮影・野上伸悟)
ラウンド中にせき込む石川遼(撮影・野上伸悟)

<男子ゴルフ:日本プロ選手権>◇2日目◇16日◇群馬・レーサムゴルフ&スパリゾート(7127ヤード、パー72)◇賞金総額1億3000万円(優勝2600万円)

 石川遼(16=パナソニック)が出場2試合連続で予選落ちを喫した。スタート1番のダブルボギーをたたくなど77と崩れて、通算6オーバーの150で112位。先週末からの発熱や体調不良も響き、ツアー12戦目で自己最悪の順位に沈んだ。週末は休養に充て、昨年世界最年少ツアー優勝を果たした次週マンシングウェアKSB杯での再起を目指す。

 遼クンの顔に生気がなかった。1番からおかしかった。残り85ヤードの第2打がトップしてグリーンオーバーし、さらに3パットでダブルボギーとつまずいた。6番では残り90ヤードからダフってボギー。かすかな望みをつなぐべく「イーグルしかない!」と、ドライバーを強振した17番ロングの第1打は、右の林のはるか先へ。結局ダブルボギーとして「一番やってはいけないスイング。ギリギリのところで耐えてきたのに」と、技術不足を反省した。

 本人は決して口にしなかったが、体調不良だった。開幕後初めてツアーを休んだ先週末、39度の高熱で寝込んだ。3連戦で蓄積された緊張と疲労が、級友との久々の再会に喜ぶ16歳の体を襲った。病院に行き、一時は平熱に戻ったが、本調子には遠かった。この日も37度の微熱を抱えたまま、食欲もない。「朝からボーっとしていた。熱で筋肉のパワーも反応速度も鈍ってしまう」と仲田トレーナーが打ち明けた。

 2週前の中日クラウンズに続く予選落ち。「このままだと、誰も見に来てくれなくなりますね」と苦笑いした。一方でコーチの父勝美氏は言う。「予選通過だけを求めるなら、アプローチとパットの練習をやらせます。300ヤードのショットをまっすぐ打てれば、どんなコースでもオーバーパーは打たない。優勝できるゴルフを目指しているんですよ」。目先の結果に一喜一憂することなく、理想を追求している段階とし、悲観はしていない。

 次週は、ディフェンディグチャンピオンとして、思い出の舞台に立つ。週末は自宅でじっくり静養し、19日に会場入りする。「自分にとって特別な場所。たくさんバーディーを取りたい。去年の自分に負けないように」。精いっぱいの笑顔で再起を誓っていた。【大石健司】

 [2008年5月17日9時3分 紙面から]


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