遼クン「ヘタクソ」予選落ち/男子ゴルフ
<男子ゴルフ:UBS日本ツアー選手権宍戸ヒルズ>◇2日目◇4日◇茨城・宍戸ヒルズCC西コース(7280ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
石川遼(16=パナソニック)が通算8オーバー、150の74位で、国内メジャー初の予選突破を逃した。初日の5オーバー80位から浮上を目指したが、4バーディー、5ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容で、カットラインに2打足りなかった。今季出場8戦で5回目の予選落ちに終わった自分に「ダメ出し」したが、今後も「ドライバー最優先」の練習での挑戦継続を宣言した。
遼クンが、現実を険しい顔で受け入れた。全力を尽くしての予選落ちに16歳の高校生プロはテレビカメラの前で言った。「最後まですごく応援してもらったのに、やりきれない感じで終わってしまって申し訳ないです。いつか必ず、何回も勝てるような選手になるので、それまで見守っていてほしい」。今の実力を認め、将来の進化を誓うことしかできなかった。
自分に失望していた。3日は5オーバーの80位と出遅れたが「課題のドライバーはいい。自分のプレーができれば、予選は通る」手応えはあった。しかし、メジャー第2ラウンドの重圧に勝てなかった。3番で第1打を深いラフに入れ最初のボギーをたたくと、5番でも左の池に落として後退した。9番で12メートルのバーディーパットをねじ込むなど流れをつかみかけたが、続く10番で3パットのボギー。14番は3メートルから3パットのダブルボギーで望みがしぼんだ。「あの流れでダボまで打つのは、僕がヘタクソだから」と吐き捨てるように言った。
プロとしての甘さも痛感した。5月の日本プロに続き、大会直前に風邪で体調を崩し、万全の準備ができなかった。「自己管理もできないんじゃプロゴルファーとは言えないですよね。もし、3回目をやったら『バカだろう』と言われる」と猛省した。練習場では打てる理想的なスイングが『実戦でできない』もどかしさもある。「プレッシャーのかかる場面で、まだイメージ通りにできない」とくちびるをかんだ。
次戦は再び2週間の空白をおいて、初上陸の北海道での2連戦。「そろそろ『ほかのクラブでの練習も』と思っていたけど、またドライバーからやり直しです。そんなに焦ることもないんで…」。周囲の過度な期待には、惑わされていないのが救いだ。【大石健司】
[2008年7月5日8時46分 紙面から]
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