<米女子ゴルフ:エビアン・マスターズ>◇初日◇24日◇フランス・エビアン・マスターズGC【エビアン=佐藤智徳】上田桃子(22=ソニー)と宮里藍(23=サントリー)が、同組対決で明暗を分けた。ともに前半は快調だったが、12番パー4で上田がチップインパーで切り抜けたのに対し、宮里はOBなどでトリプルボギーをたたいた。ラッキーなプレーが続いた上田は2アンダーの70で20位スタート、宮里はその後も崩れて2オーバーの74で60位となった。ロレーナ・オチョア(メキシコ)が、7アンダー65で首位発進した。

 日本勢2人が、12番パー4で明暗を分けた。ティーグラウンドで10分以上待たされて打った宮里の第1打は、大きく左に曲がってOBになった。「第3打」はフェアウエーをとらえるも、第4打はグリーン左バンカーへ。そこから1回で脱出できず、6オン1パットのトリプルボギーが精いっぱいだ。前半アウト3アンダーの貯金を一気にはき出した。

 上田は第2打で宮里と同じバンカーに入れ、第3打もグリーンから戻ってラフに止まった。しかし、そこから7ヤードのチップインパー。最終18番パー5でも、第2打をグリーン奥の花畑に打ち込み、第3打もトップ気味だったが、幸運にもピンに当たって、バーディーを奪うことができた。

 「今日はついていた。チップインが2つもあったし、最終18番のラッキーがこの日のプレーを象徴していた」と笑顔で振り返った。13番でも左のブッシュに入ったとみられた球が見つかったり、16番の第2打は木をかすめたのが幸いして、バーディーとなった。

 宮里と同組は今年4回目の経験で、予選ラウンドから一緒に回るのは初めて。前半は、日本の2枚看板が競い合った。上田が1番パー4で2メートルのバーディーパットを入れれば、宮里が2番パー3でバーディーを奪い、力強くガッツポーズ。4番では一緒に回る20歳のプレセルと3人で、仲良く談笑しながらのフェアウエーを歩く場面もあった。宮里が6、7番で連続バーディーを奪うと、上田は8番パー3の第2打をグリーン奥ラフからチップイン。前半9ホールを上田が34、宮里が33と好スコアで終えた。

 だが、宮里は12番で悪夢に見舞われた。「ショットはすごく安定していた。あのホールだけです」と苦笑い。前日には20歳のプレセルを含めた同世代対決に「私が最年長ですから」と貫禄(かんろく)を示したが、その後はパットのリズムを崩してしまった。

 昨年6位の実績などから大会の親善大使も務める上田は、注目される立場だけに、簡単にあきらめるわけにはいかず「執念」で2アンダー。宮里はたった1ホールの不運だったが「前向きにプレーしていましたから」と話して、ホールアウト後はパター練習を続けた。来週の全英女子オープンに向けても、このままでは終われないという意気込みをうかがわせた。